既にFCRにガイドレールを入れる事は必須と言う位にユーザーに周知されている、共立工芸さんが開発したガイドレール

28日に長官号のFCR33に取り付け予定のガイドレールを取り付けに共立工芸さん伺って来ました。
「ここでFCRスモール用ガイドレールについてのお知らせです」
数年前にKLメンバー車3台によるテスト後に発売されたFCRスモール用のガイドレール。
現在は、製造中止と言う話も出回っているそうですが、それは間違い情報ですよ〜

確かに常時在庫はしていないそうで、圧倒的にラージボディーユーザーからのオーダーが多い為、主力はラージ用

スモール用はオーダーが薄い為に受注生産対応となっているそうです、欲しい方は少し時間は掛かりますが造って頂ける事を昨日確認して来ましたのでお知らせしておきます。
お問合せ → 共立工芸様 TEL 03-6423-8290
※取り付けに関してのアドバイスはして頂けますが、本業に影響が出ますので基本的に取り付け対応はしていません。
本題に戻ってこの日、現在も進行中のスモール用テスト車両の現状報告も含めて時間を取って頂けたので、ついでではありますが長官が購入済のスモール用ガイドレールも取り付けて頂けることになり午前中から伺って来ました、共立工芸様ありがとうございます

10時半、首都高6号線駒形Pで長官と待ち合わせ

トイレ行ってコーヒー飲んで出発

箱崎から9号線に入り、辰巳で湾岸に出たら大井で降ります。
その後は第一京浜まで出てあっと言う間に共立さんに到着

早速、キャブを外して行きます

長官号は一体型小物入れなので取り外し不可。
キャブ周りの整備性が非常に悪い750の場合、キャブ外すのって意外と大変なんだよね〜💦
やっと外れた

本日の作業は、ガイドレールの取り付け、SJの交換、スピゴットのショート化、50oファンネル取り付けです

先ずは、SJですね、#45→#50。
入れ替えるだけなので簡単です。
続けてパイロットの確認。
一年前にショップにてOH済ですが何故かバラバラ💦 ま〜深く突っ込むのは止めましょう (^_^;)
FCRのパイロットスクリューの基本設定は一回転開きです、きちんと合わせておきましょう。
次は本題のガイドレールです、スロットルバルブを外します。
FCRは左上だけ樹脂ロールのみでベアリングが入ってません、これは上下した時に変な力を逃がす為でコストダウンとかではありません。
他の部分にはベアリングが入っていてその周りに樹脂ロールが付いている感じです。
気になるスロットルバルブが上下する部分のボディーの減りを確認

やっぱり減って轍状になってますね・・・
ここの両サイドにレールを入れて4個のベアリングで支持できる様にするのが、共立さんが開発したガイドレール。
そしてこのベアリングの入ってない左上に、新たにベアリングを入れなくてはなりません。
セットの中にピン付きのベアリングが入ってますので、純正のピンを抜いて、新たにピン付きのベアリングの圧入作業が必要になります

先ずは純正のピンを抜く作業です、ドリルの烏口にくわえさせたり万力に挟んだりして抜いて下さい。
ラージの場合は穴が中まで貫通してますので、万力で押し入れて外す方法でも出来ますがスモールの場合穴が貫通してないので、抜くしかありますん

全部抜けましたね

抜いた純正ピンは売ってませんので貴重品です、捨てずに保管しておきましょう。
続けてピン付きのベアリングの取り付けです、これは万力で挟んで圧入して下さい、間違っても立ててハンマーで打ち込みなんてやってはダメですよ

ピッタリまで圧入しても大丈夫の様に造られていますが、あまり閉め込むと歪みが出たりするので加減して作業して下さい

続けてガイドレールと一緒にスロットルバルブも入れて行きます

ガイドレールはあえて半圧入になってます、少し動く事で変な力が逃げる仕組みです。
4気筒分入れ終わったら同調作業です

同調作業は、目視で充分です。
スピゴット側から見て浮動バルブ下の隙間が全ての揃っていればOK

最後はオーナーの長官が確認です

最後はスピゴットのショート化

750前期型用のFCRの長いスピゴットをカットする方も居ますが、ビトーさんから出ているFCRを純正エアクリーナーBOX仕様で使う為のショートスピゴットを使うのが良いと思います。
FCRの場合液体ガスケットを塗って締め付けてますので外すのは硬いです

こんなベルトクランプが有れば良いのですが、殆どの方は持ってないと思うので、そんな時は保護テープ巻いてからホースバンド付けてパイプやメガネレンチを使ってテコの原理で外せます。
今回、ワコーズの液ガスを持ってきましたが、調べたら燃料系には使えないみたい・・・
仕方がないので今日は古い液ガス残したまま取り付け外側から塗る作戦

ショートスピゴットを取り付け完了。
一旦、スピゴットの水平確認です

隙間ゲージを使って確認してから本締めして行きます

今回はSJも交換してますので、ASは一先ず予想で2回転戻しで取り付け

後から調整できるようにファンネルは取り付けずにエンジンスタート

難なく掛かりましたね

軽くフリッピングしたらいい感じ、アイドリングもピタッと安定してるので、このまま試運転に出発

長官の帰りを待つ間、スモールのテスト車両やラージ用のガイド装着車の近況報告等、貴重な情報交換ありがとうございました

帰って来た長官ご満悦

なんの問題も無いとの事で、今回は一発で決まってしまった

これでファンネル付ければもっと整流されるので、更に良くなると思います。
今回はケインズの50oファンネルを取り付け

共立さんに同じケインズの70oが有ったのであてがってみたらスモールの場合だと70oまで行けそうです

ラージでも付きますが、1番4番のファンネルカール部分とフレームの隙間が1p位になってしまいますので、1pじゃ止めた方が良いですね

時間は15時半、そろそろ出発です

すべてを組み上げ準備完了。
今回は、お忙しい中、時間を取って頂きましてありがとうございました

また何かありましたら宜しくお願いいたします

この後、湾岸の入り口が現在工事で入れないと言う事で、回避ルートを教えてもらい、無事に有明から湾岸に

2台で湾岸を気持ちよく飛ばし、葛西JCTからC2に入りますが北風が強風でま〜怖い

三郷で長官とお別れし、本日はお開き

高速〜下道と全く問題なかったそうで、後は季節でASちょっと弄れば通年楽しく走れると思いますよ〜

さ〜FCRユーザーの方で、張り付き症状や街乗りの信号待ちで回転が落ちない・・・一回吹かすと落ちるみたいな症状の方はボディーが減って轍状になってる可能性が高いのでガイドレールを早めに入れる事をお勧めします。
スロットルバルブ本体とボディーが擦れる位まで症状が進むと手遅れなので、一回バラして確認するだけでも良いと思います
